1962年に発売されたフジカオートMです。このカメラには世にも珍しい複式プログラムというシャッターが搭載されています。コパルマジックというシャッターは完全AEフルマニュアルはもちろん、設定したシャッター速度に対して絞りをオートにしたとき その絞り値範囲で適正露出が得られない場合は自動的にシャッター速度を変えてくれる仕組みになっています。今では当たり前の機能ですが電気技術のない当時、機械的に機能を実現しました。
このコパルマジックを搭載されたカメラは世界に2機種のみです。1台は旧東ドイツのペンティナ。あと一つがこのフジカのオートM。カメラ遺産ともいえるカメラです。露出は正面にあるセレン受光素子から得られ、シャッター速度優先EEでの撮影も可能です。

＊こんな調整と整備をしました。
ボディ：消毒クリーニング。古いわりに当たりもなく、きれいなカメラです。
レンズ：クリーニング。きれいです。
シャッター： コパルマジック機能しています。
ファインダー：クリーニング。距離計機能しています。
露出計：機能しています。
フィルム室：構造で遮光、きれいです。

（テスト撮影）ISO100シーガルフィルムで試写をしました。ASA65で撮り直しをしました。露出、ピントピッタリです。オールドレンズのいい雰囲気です。

*ネガサービス
調整整備が終わったら試し撮りをしてチェックします。 その時のネガを希望する方にサービスします。 きちんと調整整備できていることの証明です。

*お譲りするもの カメラ本体のみ。

*スペックなど
レンズ： フジノンＲ４７ｍｍ Ｆ２、８（３群４枚）
シャッター： コパルマジック Ｂ、１～１／５００
ファインダー： 採光式ブライトフレーム
焦点調節： 前玉回転、距離計連動
露光調節： セレン光電池使用ＡＥ，マニュアル可
フィルター： ３５、５ｍｍネジ込み
発売： １９６２

Fujica 35autoM966